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日本の座法「正座」とは

「正座」とは、両足をそろえ膝をたたみ、その上に腰を下ろした座り方です。
武道や茶道、舞踊などの芸道でも正座が基本とされ作法の祖であり、日本の伝統的な生活文化の一つです。

正座は一般的的には行儀を良くするために用いられますが 、この座り方は同じ姿勢を維持することによって腹筋と背筋を鍛え、また肩の力を抜き ゆっくり深く呼吸すれば精神を統一し 心に平静さを与えてくれます。

葬儀、あるいは法要などでも正座をしますが、最近では椅子での葬儀も珍しくなく和室も減っていることから正座をする機会自体が減っているのが現状です。

しかし、近年 腰痛持ちの人口が増え、腰に負担をかけない正座という座り方が見直されてきています。

正座をすると「膝に悪い」「足が曲がる」「短足になる」「骨盤が歪む」などという妄言を未だに信じている人もいますが、これらは皆 根拠のないただのイメージ、迷信です。
正座と膝痛の因果関係」という記事でも書きましたが、正座は足の痺れさえなければ身体に最も良い座り方なのです。

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「割座」ってどんな座り方?

「割座(わりざ)」とは、正座の状態から 踵をお尻から離し両足を外側に出して、お尻を地面に付けてしまう座り方です。

俗に「女の子座り」「ベタ座り」 「あひる座り」「おちゃんこ座り」 「ぺたんこ座り」 「お婆ちゃん座り」「鳶座り(とんびずわり)」「逆正座」などとも呼ばれ、足を開いた形が"Mの字"になります。
割座は主に女性に多い座り方ですが、まれに男性でも出来る人がいるそうです。

また割座はヨガなどでもよく使われる座法で、ヨガの世界では「英雄座(ヴィーラ・アーサナ) 」と呼ばれています。

身体の柔らかい子供も この割座をすることが多いのですが、股関節に捻れが生じたり、下肢の変形につながる恐れがあり0脚の原因とも言われているので 一時しのぎにする程度ならいいでしょうが、あまり長時間はしないほうが賢明です。

一般的に、正座よりも割座の方が足が痺れにくい と言われていますが、女性の場合は子宮に影響を与える可能性があるので あまり良くない座り方だとも言われています。
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「胡坐」ってどんな座り方?

「胡坐(あぐら)」とは、両膝を左右に開き、足首を組むように座る座り方です。
元々は「安座(あんざ)」と呼ばれおり、また「寛座(かんざ)」「胡床(こしょう)」「半跏趺座(はんかふざ)」などとも呼ばれていました。

あぐらの「あ」は「足」、「ぐら」は「座」のこと。
「座」は「高く設けられた場所」の意で、元々は貴族が座る 高い座席や腰掛などの道具を「あぐら」と呼んでいました。

それが座り方の名に変わったのは、江戸時代以降。
胡座は「座る」ではなく「かく」あるいは「組む」といった呼び方をしますが、これは「あぐむ(足組む)」が「あぐら」と混同されて 座り方の意味へと変わっていったからです。

戦国時代、敵対する武将の前では正座ではなく、胡座をかくことがあたりまえでした。
胡座は相手の武将に「すぐに切りかかれない」座り方だったからです。
茶道が広まる以前は胡座をかいたり片膝を立てた座り方が正しい座り方だったのです。

この座り方は座っていて楽なので" 身体に良い座り方 "だと誤解している方が多いのですが、実は大変 腰に負担がかかる座り方で、腰痛の元凶だとも言われています。

若い人だと実感が湧かないかもしれませんが、年輩の腰痛持ちの方は「胡座をかくと腰が辛くなる」と言って必ず正座を選択します。

腰痛持ちには評判の悪い胡座ですが、「胡座で背筋を伸ばす法」でも書いたように 座布団を重ねるなどして腰の位置を上げ、背筋を伸ばして胡座を組めば 腰への負担はそれ程かかりません。
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「しゃがみ座り」ってどんな座り方?

「しゃがみ座り」とは、かかとを地面につけたまま しゃがみこむ座り方です。
足を開いてしゃがむ「ヤンキー座り」と混同されることが多いのですが、ここでは座法として明確に分けます。

若い男女に多く見られる座り方で、排便時にこの格好をすると出やすくなるので便秘の人にとっては良い姿勢かもしれませんね。

また、この座り方に慣れている人にとっては楽な姿勢なのですが、骨盤と関節にとってはかなり負担をかける姿勢です。

背骨の正常な状態はS字に曲がっている状態なのですが、胡座と同じく背中が丸まってしまうので長時間この座り方をするのは腰痛の元ともなります。

たとえば「うさぎ跳び」は膝や関節に負荷をかけるということで 今では禁止されていますが、しゃがみ座りも同じように膝や関節にかなりの負荷をかけているのです。
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「ヤンキー座り」ってどんな座り方?

「ヤンキー座り」とは「しゃがみ座り」から両足を開き、手を膝の上もしくは足の間に下ろす座り方です。

主にヤンキー達が好んでしていた座り方で、見てくれが悪く 一般的には品のない座り方。
和式トイレで用を足す姿に似ていることから揶揄を込め「うんこ座り」とも呼ばれています。

腰を地面に付けてないので 何かあった時に直ぐに立つことが出来、相手に対し身体を斜めにし 下から睨み上げると威嚇のポーズにもなるので、ある意味 戦闘モードの座り方とも言えるでしょう。
しかし、しゃがみ座りと同じく背が丸くなるため、腰には負担がかかります。

何故か「ヤンキー座りをすると安産になる」という噂があり、デマだろうと思い 実際に調べてみると・・・どうやら間違いではないようです。

勿論、長時間この座り方は避けた方が良いのですが、妊娠中の女性がヤンキー座りをするのは股関節を開く良い練習になるのだそうな。
でもまあ、わざわざヤンキー座りしなくても 股関節を開く練習なら別の運動で出来ますけどね・・・。

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「横座り」ってどんな座り方?

「横座り」とは、正座の状態から足を左右いずれかの側にズラして座る座り方です。
別名「蛙足(かえるあし)」「鳶足(とんびあし)」とも呼ばれます。

横座りは女性特有と言っていい座り方で、正座は足が痺れてしまい長く続かないために足を横に崩す人が多いのです。
多くみられる横座りは正座から両足を同じ側へそろえて崩す座り方です。

お尻を右に、両足を左に出すのが右横座り その逆が左横座りです。
横座りの場合 座りやすい方にクセがつきやすく、それに伴い逆側の横座りが出来なくなってしまいがちで、日常的な横座り常用者のほとんどは片側方向の横座りの癖が身についてしまっています。

これは極論すれば両膝関節と両股関節、さらには骨盤まで片側に歪んでしまっているサインとも言えるのです。

他人の横座りを見ると分かると思いますが、骨盤の位置が不安定になるため支える筋肉の負担が大きく、特に腰が不調の人は途中で負荷に耐えられなくなってくるのです。

いつも、決まった側の横座りをしていると骨盤の歪みから上半身の歪み、そして内臓の慢性的な疲れ へとつながっていきます。
傾いた上半身を支えるために骨盤が歪む場合と下腹部のうっ血により、中から骨盤の歪みを引き起こす場合とがあり、その両方が合わさることも多いのです。

腰痛・肩こり・片頭痛・生理痛が酷いという方の半分以上が日常的に「横座り」または「割座(女の子座り)」をしている傾向があるようです。

横座り歴が長く、歪みがそうとう深く硬くなっている場合、逆の横座りを続ければ早く治るかというと、そう単純なものでもないのです。
横座り自体は悪くないのですが「片側だけしか出来ない」ということが悪いのです。
ですので、普段から同じ方向の横座りを続ける習慣をつけないように心がけましょう。
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「体育座り」ってどんな座り方?

「体育座り」とは、地面に尻をつき 両膝を立て 足を両腕で抱える座り方です。
正式には「抱え膝座り」と言います。

小学校など日本の学校教で児童が集団行動を取る時の座り方で、別名「三角座り」「体操座り」などとも呼ばれています。

背骨が丸くなってしまうため長時間座っていると腰に負担がかかってしまいますが、左右のバランスは膝や足を少し離すことによって安定するため「しゃがみ座り」よりも安定性が高く、下り斜面でも安定して座ることが出来ます。

ちなみに、マンガや映画・ドラマなどで主人公が落ち込んだシーンでは、何故か皆 頭を抱え込んだ体育座りで表現されることが多く、実際そのような状況になると この姿勢を取ることが多いのも事実。

これは、一説によると母親の胎内にいる姿勢が この体育座りに似ているからなのだそうです。
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「跪座」ってどんな座り方?

「跪座(ぎざ)」とは、両足の爪先を立てて 踵(かかと)の上に腰を下ろした姿勢です。
私は読みにくいので「ギ座」と表記してますが正確には「跪座」と書きます。
また、別名を「跪踞(ききょ)」とも言います。

和室での立ち振る舞いや動作の途中では、必ずこの姿勢を取ります。
作法的にも不作法ではない正しい座り方で、低い位置で動作する時などの基本姿勢がこの跪座です。
正座を終えた後 足のしびれを治す法2」「正座で足が痺れた時の対処法」でも紹介しましたが、この跪座の姿勢をとると足のしびれが緩和するのです。

跪座の正しい姿勢は 両足ともまっすぐ並行にして足指を立てること。
(そうしないと身体が安定しないからです。)
足の指は、床に垂直に立てるようにつま先立ち立ちし踵同士を合わせ、やや前傾姿勢をとるようにします。
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「楽座」ってどんな座り方?

「楽座(がくざ)」とは、胡座(あぐら)から両方の足の裏を合わせて座る座り方です。

雅楽を演奏する時の奏楽員の座法であったため この名がついたと言われていていますが、あまり一般的な呼称ではないので御存知ない方も多いかと思います。
胡座と同じく 腰に負担のかかる座り方ですが、背を丸めずに伸ばして座れば それほど気にする必要はありません。

両足をそろえて前に出す楽座は古来より相手に威厳を示すための座り方だった、とも言われています。
股関節を広げるという意味においては良い座り方と言えるでしょう。

ちなみに雛人形の お内裏様の座り方がこの楽座なのです。
これは赤ちゃんの健やかな成長を祈って そうしているのですが、理由は楽座の別名が「拝み足」というからなのだそうです。
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「崩れ正座」ってどんな座り方?

「崩れ正座」とは、正座の状態から横座りになり、さらに膝をVV字に広げるようにして座る座り方です。

女性がするとかなり色っぽい感じに見えるのですが、逆に言えば"はしたない"座り方になります。
また、背を丸めてしまうと途端にだらしなくみっともない感じに見えてしまうのでご注意を。
正座時の足の痺れの緩和には効果があるのですが、見栄えが悪く不作法に見えますので公式の場などでは控えた方がいい座り方です。

とはいえ、男性であれば一時しのぎに使う分には構わないでしょう。
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「結跏趺坐」ってどんな座り方?

「結跏趺坐(けっかふざ)」とは、座禅の時の座り方で 両足の裏をそれぞれ反対の足の膝の上に組んで座る座法。
分かりやすく言うと お釈迦様がしている座り方です。

「結跏趺坐」ではなく「結加趺坐」と書く場合もあります。
右足を外側に組むものを「吉祥座」、左足を外側に組むものを「降魔座」といい、インドではこの結跏趺坐を「如来座」とか「仏座」といいます。
また、ヨガなどでは「パドマ・アーサナ(蓮華座)」と呼びます。

ちなみに密教では「吉祥座」のことを「蓮華座」、「半跏趺坐」を「吉祥座」と呼ぶそうです、ややこしいですね。

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「半跏趺坐」ってどんな座り方?

「半跏趺坐(はんかふざ)」 とは、左右のうちの一方の足を反対側の腿の上に乗せる座り方です。
別名を半跏座(はんかざ)とも言います。

以前に、仏教に興味を持っている知人が高野山に行き、阿字観という瞑想法の体験教室に行ったことがあったのですが
感想などを聞いてみたところ、まず瞑想を行う前に座り方を教わり それが半跏趺坐という座り方で 半跏趺坐は正座よりも遙かに足がしびれにくいのだそうです。

ちなみに、阿字観というのは単なる座禅ではなく 平安時代に弘法大師(空海)によって伝えられた真言密教の瞑想法です。

阿字の書かれた掛け軸を目の前にし瞑想をするのですが、瞑想法には止観と月輪観があり 月輪観は眼の前に掛っている阿字の掛け軸から満月をイメージし、それをまず自分の胸の中に入れ、それを徐々に大きくしていくのです。

そして、それを部屋一杯の大きさにし 次に自分の住む町の大きさにし 日本の国土 地球ぐらいまで大きくして、さらに 最後には無限に広がる宇宙いっぱいにまで その月輪が広がることをイメージします。
そして、今度は逆に小さくしていき 最後にはまた阿字の掛け軸に戻します。

阿字観とは 瞑想により「世界(宇宙)と自分は一つである」ことを実感するための瞑想法なのだそうです。
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「蹲踞」ってどんな座り方?

蹲踞(そんきょ)とは、爪先立ちで踵(かかと)の上に尻を載せて腰を降ろし 膝を開いて上体を起こした状態の座り方です。

日本人なら相撲での立ち会い前の姿で なじみがありますが、外国人などにとってはかなり不思議な座り方であるらしく 日本人独特の座法と言えるでしょう。

また、相撲だけでなく剣道でも 立ち会い前にこの蹲踞の姿勢をとります。
通常は竹刀を構えた状態で蹲踞しますが、元々は伝統的な剣術で片膝を床につく折敷という礼法であったものが 剣術から剣道になった際 爪先立ちで踵の上に尻を乗せる礼法が制定されたのだそうです。
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「片膝立ち」ってどんな座り方?

「片膝立ち(かたひざだち)」とは片膝だけを立てて他方は胡座(あぐら)のようにして座る、いわゆる「立て膝(建膝)」のこと。
「輪王座(りんおうざ)」あるいは「歌膝(うたひざ)」とも呼びます。

通常は後ろ足の つま先は立てませんが、能の控えの姿勢や柔術の一部流派などの日本武術では後ろ足の つま先を立てる座法もあります。
日本では" 相手に対して非礼な座り方 "とされ、将棋の世界などでは今でも御法度になっています。

しかし、国が変われば作法も違うようで 韓国での正座(正しい座り方)は、男性は胡座で 女性は立て膝なのだそうです。

食事の際でも、韓国では女性があぐら座りをしてもOKで、立て膝をする場合 片方の膝は胡座の形で床に付け 片方の膝を立てて 尻は床に付け 立てた膝の上に両手を乗せるのが伝統的な正しい女性の座り方なのだそうです。
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「半安座」ってどんな座り方?

「半安座(はんあざ)」とは、胡座(あぐら)の足を組まない座り方です。
別名「遊戯座(ゆうぎざ)」とも呼ばれます。
古い居合術の型に「大座(たいざ)」というものがあり、その名称でも呼ばれていたそうです。
 
江戸時代の初期の頃の雛人形はこの半安座のような座り方をした物が多いそうで、その頃の庶民も今の胡座のようには足を組まないで半安座のような座り方をしていたのではないか、と言われています。
というのも江戸時代 後期の頃の雛人形になると、明らかに胡座を組んて座っていたり楽座(「楽座」ってどんな座り方?参照)をしている物がほとんどだからです。
 

半安座に関して面白い お話を一つ。
とある整体院の院長さんが 腰痛の治療に訪れた30代女性を診察し くわしく検査してみると、骨盤の歪みがかなり酷い状態だと判明。

問診をして原因を探ったところ、普段の生活では いつも胡座をかいたまま食事したりTVを見たりしている ということが分かりました。
おそらく それが原因だろう、ということで「しばらくは、少なくともここ1週間は絶対に胡座をかかないようにしてください」と念押しして、その日は帰したそうです。

ところが・・・1週間後に再び病院で検査すると、歪みの状態が前と全く変わっていない。
院長は不思議に思いながら「ひょっとして、胡座かきました?」と聞いてみると、「胡座はダメだと言われたので、この1週間 一度もかいてません」とのこと。

さあて、困ったぞ じゃあ他にどんな原因が?・・と考え込んでしまった院長。
しかし、一応念のためと思い「では、どんな座り方してました?」と聞いてみると、その患者さん
「胡座の姿勢のまま足を組まないように座っていました」と答えたそうです。

いや〜人に正しくものを説明するのって、思っているよりずっと難しいんですねぇ〜。
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「片割座」ってどんな座り方?

以前に『「割座」ってどんな座り方?』という記事を書きましたが、この割座というのはいわゆる「女の子座り」のことで、この「片割座」というのは文字通り 片方の足だけを割座のように開いて座る座り方です。

たまたま 仏事でこういう座り方をしている人を見たのですが、最初は「何だ?変な座り方してるなあ〜」と思い、実際に真似して座ってみると横座りと割座の中間のような感じで ちょっと面白い座り方だと思いました。

自分は体が硬いので割座は無理ですが、この片割座なら何とか・・・ですが出来ます。
この「片割座」割座と同じく下肢が捻られるので 関節に負担がきます、よって長時間 この姿勢を続けるのは避けるべきなのですが、片足づつ数分ごと交互にするようにすれば それほど負担にならずにすむのではないでしょうか。

しびれた足の一時しのぎにする分にはアリだと思いました。
男性には難しいかもしれませんが、足の先を横に出すようにして座るのがコツです。
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「コ跪」ってどんな座り方?

「コ跪(こき)」とは正座の姿勢から片ひざを立て、上体をまっすぐに保って座った姿勢のことです。
立て膝(片膝立ち)と似ていますが立て膝とは違い 腰を落とさず たたんだ方の足は開きませんので ここでは座法として明確に分けます。

コ跪の「コ」の漢字は正確には一文字で「 足胡 」と書きますがパソコン上には この漢字が無かったので「コ跪」と表記しました。

時代劇などで主役の将軍や奉行がに指令を発し「はっ!」と部下の忍者が返事をするシーンなどでは よくこの姿勢をしていますね。

このコ跪という姿勢、下級の者が目上の人の前でかしこまり平伏する この作法は 東洋だけでなく西洋でも共通したものであると思います。
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「長座」ってどんな座り方?

「長座(ちょうざ)」とは、両脚を閉じて膝を伸ばしたまま腰を下ろす座り方です。
この長座、前屈や手や腕の使い方によって様々なバリエーションが生まれ、よく体育座りと混同されますが ここでは座法として明確に分けます。

この長座(脚に柔軟性があれば、という条件付きですが)膝も腰も傷めず 腹筋や背筋も鍛えられる良い座り方になります。
しかし、ふとももの裏の筋肉が硬い方の場合、腰が丸まってしまうので結局腰に負担がかってしまいます。

この長座の状態から 身体を前方に倒す運動は「長座前屈」と言い、最も一般的な柔軟体操のひとつです。
足を開脚して前屈する体操もそうですが、太ももの裏側の筋肉を集中的に伸ばすことになります。
また、腕を背中で組んで両腕を持ち上げると肩関節や肩甲骨周りも同時にストレッチされ、頭の後ろに手を組んで頭部を前に押し倒すようにすると首筋も伸ばすことができます。

このように長座というのはストレッチ等には適した座り方ではあるのですが、この座り方を長時間続けていると骨盤が緩み 猫背の原因にもなりえる座り方なのです。
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「亀居」ってどんな座り方?

「亀居(かめい・ききょ)」 とは、正座の状態から足を左右にはずして お尻を床に着ける「 割座 」の状態から さらに 両足首をも左右に出すという座法です。

亀居も割座もいわゆる「女の子座り」と呼ばれ、一般的には同じ座り方とされていますが ここでは座法として明確に分けます。

「 亀居 」という名称は亀のように足が左右に出ることから つけられたといいます。
平安時代から用いられ、重要な儀式でもこの座法が使われたそうです。

割座よりも さらに下肢をねじるため膝にかかる負担が大きく 男性にはまず無理、関節の柔らかい幼児か 女性にしか出来ない座り方です。

グラビア写真集などでもよく見かける座り方なので 男性の中には この座り方をしている若い女性に魅力を感じる方もおられるでしょうが、膝関節のことを思うと、とてもお勧めできる座り方ではありません。
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