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正座と子供の姿勢について

先日、テレビで「最近の子供の姿勢」が話題に上がっていました。

小学校での授業時、同じ姿勢でイスに座っている ということが出来ずに直ぐ机に突っ伏してしまう子や 体を揺すったりほおずえををついたりと 常に姿勢を変え 中には授業中に歩き回ったりと、まともに授業を受けられないという子供がかなり増えているというのです。

同じ姿勢を維持する為には「*遅筋」を鍛えると良いとされています。
(*筋肉は主に筋繊維というもので構成されていて、1つは縮む速度が速い「速筋」ともう1つは縮む速度が遅い「遅筋」の2つ、遅筋は小さな筋肉でゆっくり収縮し持久力を引き出す時に使われます。)

遅筋を鍛えるには、筋トレの場合 低い負荷で回数の多いトレーニングが効果的なのですが、他にも 正しい姿勢を維持して静止するという訓練法もあります。

それは つまり正座のことです。
正座ならテレビを見たり食事をする時の姿勢を正すだけで済みます。
1日30分程度の時間、正座を毎日続ければ遅筋も鍛えられ姿勢は自然に良くなっていくのです。
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正座をすると短足になるの?

先日、知り合いに「子供に武道を習わせたいんだけど、正座って やり続けると足が成長しなくて短くなるんだろ?」と真顔で訊かれました。
こんな「迷信」を未だに信じている人がいるのかと、ちょっと驚きました。

正座のせいで足が成長しなくなるなんてことはありえません。
むしろ、短時間の正座なら下肢にとって良い加圧トレーニングになるのです。

「昔の日本人の足が短かったのは正座のせい」「正座すると膝が曲がる」等と日本人は事が起こると ゙ 何かのせい ゙ にしたがるんですが これらは皆 根拠のないただのイメージ、思いこみなのです。

その昔、「野球」が初めて日本に紹介され普及し始めた頃、当時の見識者達はこぞって「ピッチャーは子供の身体の発育に悪い!」と こき下ろしました。
理由は「あんなにボールを投げ続けたら、右手だけが伸びてしまう」から。

今そんなことを言っても信じる人などいませんが、当時は本当にそう思いこんでいる人が多くいたのです。
先人の知恵に学ぶべきことは多いですが、古い迷信を妄信すべきではありません。
正座研究所 参考画像

幼稚園で正座をさせるのはどうなのよ?

先日、仕事の打ち合わせで入った喫茶店で待ち合わせをしていたところ
隣のテーブルにいた若い主婦2人組の話声が聞くともなしに聞こえてきた。

主婦A 『うちの子、幼稚園に入れたくて近くの幼稚園に行ったんだけど 入園案内の説明聞いてビックリ、先生の話を聞く時に子供達を皆 正座させるって言うのよ!』
主婦B 『え〜ホント!?』
[私の心の声] (何か問題でも?、正座は日本の美しい風習の1つです。)

主婦A 『その幼稚園 ほとんどが板の間で 絨毯なんか無いのよ、信じられる?』
主婦B 『信じられない!大人でも板の間に正座をすると痛い思いするのに、子供を板の間に正座させるなんて!』
[私の心の声] (毎日長時間の正座なら話は別ですが、先生の話を聞く時だけ正座をするなら問題は無いでしょう。子供は落ち着きが無く じっとしてるのが苦手ですから その間だけ正座させるというのは良いアイデアだと思いますよ。それに幼児は体重が軽く身体も柔らかいので板の間に正座しても痛みなど感じません。「大人でも痛い」のではなく「大人だから痛い」のです。)

主婦A 『私、子供の頃 武道やらされてて そのせいでO脚になったのよ、正座なんかしたら骨が柔らかい子供は足が変形するでしょう?ひざが曲がって醜くなるし 将来足が悪くなれば 体全体にも支障をきたすのよ』
主婦B 『そうよね、やっぱりこういう幼稚園があるから 今の子供達の足も真っ直ぐにならないのよね。正座をしていれば当然ひざから下は曲がるし、がに股や短足になる可能性も高いと思うわ』
[私の心の声]  (長時間の「横座り」や「女の子座り」ならO脚の原因にも なりえますが、武道でする程度の短時間の正座でなら決して足は曲がりません。O脚になったのだとしたら それは" 正座のせい" などではなく先天的なものか 普段の生活習慣の姿勢が原因でしょう。日本人に がに股が多いのは事実ですが、それは母親が幼児を背中に おぶるという風習があったためです。)

主婦A 『副園長に「他の座り方は認めません、嫌なら他の幼稚園を探して下さい」って言われて私ショックで・・・子供が毎回床の上に正座をさせられる意味がわからないのよ、なんだか先生の都合のいいように、調教されているようにしか思えないのよね〜』
主婦B 『そうよね、「嫌なら他の幼稚園を探して下さい」なんて非常識な言い方よね〜』
[私の心の声] (幼稚園によって教育の基本理念などは異なります。その幼稚園がはっきりと「正座が基本」と言っているのですから、それについて疑問があるなら別の幼稚園を探すべきだと思います、幼稚園は義務教育ではありませんからね。)

主婦A 『でも娘には私が昔 断念したバレエを習わせたいと思ってて・・・自分のようなみじめな思いをさせたくないのよ。』
主婦B 『子供がみんなで正座している姿は かわいそうで切なくなるものね、やっぱり正座を強制するような所は考えものよ、やめた方がいいわ』
[私の心の声] (正座を「日本の文化」としてではなく「罰のためにさせられるもの」という認識しかないのは日本人としては残念なことです。しかし、こういう「自分の子供に正座はさせたくない」と思い違いしている親御さん 最近多いなぁ。だいたいバレエは つま先が変形するんですけどねぇ・・・)

正座は確かに古い風習ですが、決して悪い習慣ではありません、長時間座って一番腰に負担がかからない座り方が正座なのですから。

また、葬式や法事、訪問先が和室だった場合、あるいは謝罪の時など、人生の大事な局面で" 正座をしなければならない場面 "というのは必ずあります、大人になって「私は正座が出来ません」では日本の社会では通用しないのです。
正座研究所 参考画像

オスグット病の予防法

「オスグット・シュラッター病」というのを御存知でしょうか?
この病気は小中学校の野球・サッカー・バレーボール部員など 下肢を酷使するスポーツ少年に多く発症します。

症状は膝の膝蓋骨の下のところが出てきて、膝をついたり 押すだけでも痛くなるというもの。
以前は「成長痛」と呼ばれていましたが、今ではオスグッド・シュラッタ−病(通称オスグッド病)と呼ばれています。

子供の骨は成長のため、大人に比べて非常に軟らかく十分な固さも無く、また成長期には骨の成長と腱や筋の成長のスピードに差があります。
そのため、自分の筋肉の牽引力が膝のお皿の腱を引っ張りすぎて腱の付着部に障害が出るのです。
(病気の様に考えられていますが、 正確に言うと" 病気 "ではありません。)

安静時には症状が現れることはありませんが、脛骨粗面に圧痛と運動痛が生じます。
原因は疲労による筋肉の硬縮、これが膝関節の異常を引き起し 膝の関節にズレが起こると屈伸で膝の脛骨粗面付近に痛みを生じ、これが悪化すると粗面に当る部分の靱帯・筋肉が縦に裂け さらにひどい痛みが生じます。

このオスグッド病の怖いところは「関節が正常になっても痛みが残ることがある」ということです。

しかし、このオスグット病には非常に効果的な予防法があります。
その方法とは・・・「正座をすること」です。
正座をする習慣のある子供には この症状は現れません。

小中学校のスポーツ少年に この病気の発症が多いのは 彼らの多くは正座の習慣が無いからです。
剣道や柔道を習っている子供達に この症状は ほとんど現れません。
これは正座が最高のストレッチになっているからです。
正座研究所 参考画像

子供の姿勢は健康や精神にも影響が

先日、NHK教育の『となりの子育て』という番組で「めざせ!“姿勢”優良児」というテーマの放送がありました。
最近の子供は姿勢が悪く、ほとんどの子供が授業中じっとしていることさえ出来ないのだそうです。
そして、子供の姿勢の悪さは ただ単に「見た目」や「行儀」だけの問題にとどまらず、健康にも大きな影響を与えるのだそうです。

人間の頭の重さは体重のおよそ8%だと言われていて、体重が50kgの人の場合 頭は4kgになります。
実際に4kgのボウリングの玉を持ってみると、これが意外に重いことが分かるでしょう。
そんな重い頭を支えている首には当然 負荷はかかっていて、その負荷が首にくれば首コリに 肩にくれば肩コリになります。

ボウリングの玉を両手で持ち、その玉を身体の前に出すと分かりますが とんでもなく力を入れないと持っていることが出来ません。
玉を自分の身体から離せば離すほど 支えるために力がいるのです。
これはつまり、姿勢が乱れ身体の軸がブレると それだけ身体に負担が掛かる ということです。

そして、姿勢の悪さは身体の健康だけでなく精神、心の内面にも多大な影響を及ぼすのだそうです。
試しに、背筋を伸ばした状態で「ボクはやる気満々だ!」と言い、次に背を丸めた状態で同じ台詞を言ってみてください。
実際に言ってみると 確かに まるで聞こえ方が違います。
このことが、姿勢の悪い状態で毎日生活するのと 良い姿勢でするのとでは子供の性格だとか人間性にまで影響するのだといいます。

では どんな時に子供の姿勢が悪くなるのか、というと それは「食事中」「勉強中」「ゲーム中」です。
この3つに共通していることは、座っていることと腕を前に出して作業をしている ということ。
さらに厄介なのは本人はそれが「楽な姿勢」だと思いこんでしまっていることです。
そして、その体勢がいつしか 身体に染みつき クセになってしまっているのです。
この状態で毎日の生活を続けていくと 大人になった時に様々な身体の弊害が現れてくる可能性があります。
それでは、どうしたら姿勢を良くすることが出来るのでしょう?

そこで、丸くなった背中を伸ばす効果的なストレッチを ご紹介。
◆肩が身体の真横に来る位置で椅子に座ります。
◆腰の後ろで手の平が上になるように手を組みます。
◆肩胛骨を合わせるように肩を引きます。
◆その状態を維持して頭を後ろに倒していき、5秒数えて元に戻します。
ストレッチの目安は1時間に2〜3回です。

早稲田大学講師 碓田拓磨氏によると、正座は理想的な背骨の位置を保って座る座り方としては非常に良い座り方なのだそうです。
ただ、ずっと正座はしていられないので正座と胡座(あぐら)を交互にやるようにするのが お勧めとのこと。

最近では 着けるだけで背筋が伸び 良い姿勢になるアイデアグッズというのがあって、男性には「ぐいっと背筋ベルト」、女性には「ぐいっと美姿勢インナー」というのがあるそうです。

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