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礼法の達人

先日、小笠原流の師範で「礼法の達人」と言われる方がテレビに出演し、正座で長い時間しびれない方法というのを紹介していました。

その内容は、正座する時に、お尻を全部下に付けてしまうのではなく
“お尻と足の間に紙を一枚はさんだつもりで座る” というものでした。

しびれは足の血流が悪くなる事によって起こるので、可能だったら
時々 足を組替えたり、崩したり 中座すれば あまりしびれないで済むのだそうで、後は慣れだそうです。

毎日正座していると しびれにくい姿勢が自然に身についてくるのだ とも言っておりました。
正座研究所 参考画像

棋士は対局中 足はしびれないの?

棋士がよく人から言われること、それは・・・
『対局中ずっと正座してるのに足しびれないの?、すごいね〜』
だそうです、しかし棋士も人の子 本当はしびれているんだそうです。

確かに正座で足はしびれる、でも それは午前中の序盤戦までのことで 
中、終盤ではしびれを全く感じないそうです。

足がしびれる午前中としびれない午後、一体何が違うのでしょう?。

それは「集中力」だそうです。

全神経が盤面に集中しているので、足のしびれも膝の痛みも"忘れる"のだそうです。

何時間も正座していても対局中は平気だそうで、対局が終わった後も普通に立ち上がって歩けますが、数分後に痛くなり しばらくは動けなくなるそうです。
いや〜人間の「集中力」というのは凄いものです。

今回の元ネタ記事は女流棋士コラムです。

正座研究所 参考画像

正座と将棋

棋士は対局中 当然ながら正座で行います。
しかし、本来 対局時の座り方などの決まりは無いので、ルール上はどのような座り方をしてもいいのだそうです。
(ただし、立て膝だけは相手に失礼なので厳禁)

基本的に正座か胡座のどちらかであれば問題ないのですが、対局時には正座で互いに礼をします。
とはいえ、さすがに何時間もの正座は棋士といえども普通は無理。
ですから、ほとんどの棋士は途中で足を崩しています。
中には何時間も平気で正座を続ける棋士もいますが、それはさすがに少数派のようです。

ただし、女流棋士は何故かずっと正座をしたままで対局をします。
以前、『棋士は対局中 足はしびれません』という記事を載せましたが
それはどうも、女流棋士に限るようです。

「椅子対局」も昔から議論されているのですが、なかなか実現は難しいというのが現実のようです。
ただ、囲碁での椅子対局などでは決して珍しいことではありませんし、将棋でもアマチュアの大会では椅子に座って対局をします。

「小学生名人戦」などでは机に椅子というのが お決まりの定番スタイルです。
ですから、プロ将棋の世界はある意味 かなり昔の古い時代の慣習が「伝統」「格式」「美風」という様式美として残っているのです。

最後に、谷川九段が対局時の座り方について おっしゃった言葉を ご紹介します。
『ファンの方が椅子対局を望むなら仕方ありませんが、我々プロが"楽だから"という理由で椅子対局になるのは良くないでしょう。』

谷川九段は対局時、必ず正座です。
正座研究所 参考画像

お坊さんの足はしびれないの?

正座で足がしびれるのは仕方ないことで 根本解決策は無く、結局の所正座に慣れるしかなく、それよりも正座の仕方を工夫することのほうが大事なのだそうです。

ほとんどの人が、正座をした時の重心は お尻の方、つまり足の上に体重が完全に乗っているために足がしびれやすいのです。

正座をする際、重心を前(ちょうど太ももの中間ぐらい)の方に持ってくれば足への負担はかなり少なくなります。
この方法は、以前テレビでお坊さんが足がしびれにくくなる方法を訊かれた時に言っていました。

勿論、それで足がしびれなくなる訳ではなく、普通に座るよりしびれにくくなるだけなのですが・・・・。
お坊さんも毎日のように正座をしていても、足はしびれると言ってました。

また、お坊さんは長いお経の後 仏壇のものに触ったり、周りのものを整理しているふりをして時間を稼ぎ、実は その間にお尻を浮かせて 足のしびれを抜いているのだとも言っていました。

毎日のように正座していれば段々と正座にも慣れ、ある程度はしびれにくくはなるのですがさすがに全くしびれない という訳ではなく、体調によって痺れてしまう日も多々あるのだそうです。
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茶道師範は正座しても しびれないの?

「茶道」とは、様式にのっとって客人に茶をふるまう行為・作法のことで、「茶湯」「茶の湯」とも呼ばれています。

ただ 茶をいれて飲むだけではなく、生きていく目的や考え方 茶道具や美術品など、広い分野にまたがる総合芸術なのです。

そして、狭い茶室の中では 茶を振る舞う主人も客も当然のことながら正座です。

いかにも、足が痺れそうなイメージの茶道ですが 以外なことに茶道の お点前は常にじっとしている訳ではなく重心の移動があり、股や膝の筋肉を使うので時間のわりには しびれないそうです。

正座で足がしびれないコツは
●極力重心を膝側にかける
●可能な範囲で ももを緊張をさせる
●片足ずつ交互に加重を分散する
●着物で隠し気味に足を横に出す。
だそうです。

ただし、茶道の場合 茶事の主催者よりも客の方が身体の動きが少ない分、足がしびれやすいそうです。
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落語家は正座でしびれないの?

落語家が よくされる質問に『高座では必ず正座ですが、足はしびれないのですか?』 というものがあるそうです。

勿論、落語家といえども人間です 足がしびれない訳などありません。
特に修行中の内弟子ならなおさらです。

内弟子は皆 師匠から直々に落語の稽古を付けてもらいます、当然 師匠も弟子も座敷で正座をします。

師匠は座布団を敷きますが、弟子は座布団を敷かない というのがこの世界の礼儀です。
指導に熱が入り 長時間の稽古になってくると、どうしても足がしびれてきます。

といっても途中で止める訳にはいきません、最後の方になると足が麻痺してきて 本当に辛くなってきます。
しかし、それが毎日のように稽古を重ねて正座を続けているうちに、足は段々としびれにくくなってくるのだそうです。

これは日々正座をしていると 足が「このままではいかん!」と頑張って血管が徐々に広がっていき次第に足が痺れにくくなるのだ、と思われます。

また、落語というのはずっと同じ姿勢でいる訳ではなく、割と激しく上半身を動かしたり 軽くひざ立ちぐらいになったり、あるいは体を横に倒したりと結構体重移動もしているので一般の人が思っているほど噺家というのは足が痺れないのだそうです。
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華道師範は正座でも足がしびれないの?

「華道」とは、草・花・木などを組み合わせて構成、鑑賞する日本発祥の芸術で「花道」「いけばな」とも呼ばれています。

その華道の師範がよくされる質問が
『先生は、どうして 正座していても 足がしびれないんですか? 』というもの
でも、正座をすれば誰でも足はしびれます、それがたとえ 華道の師範といえでも です。

華道に慣れないうちは皆 足が痺れるですが、足の重ね方や体重のかけ方を工夫してるうちに次第に正座に慣れ、正座で足がしびれない方法、つまり「足のしびれのゴマかし方」「散らし方」「直し方」のコツが分かるようになり、痺れない座り方が自然と身につき正座が楽になってくるのだそうです。

これは誰にでも共通の技では無いので残念ながら言葉では説明しずらいのですが、身体を微妙にズラしたり動かしたり体重移動したり浮かしたりするのだそうです。

足をしびれなくする一番簡単な方法は 正しい姿勢で正しい正座 をすることだそうで
それには 足腰を鍛えることが大事で、これは遠回りなようで一番確実な解決法だそうです。

『普段から変な歩き方や妙な姿勢をしている人が突然 綺麗な正座をできるとは考えにくいでしょう』とのこと。
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桂枝雀の落語と正座

噺家の桂枝雀(故人)が「正座というものが落語誕生の重要な要素だったんじゃないか」と言っていたそうです。

桂枝雀(本名:前田達)は兵庫県神戸市生まれの落語家。
古典落語を踏襲しながらも人一倍の努力と天才的センスにより、初めて「英語落語」というジャンルを切り開き、海外公演を成功させ 1988年にはハワイ、ロサンゼルス、バンクーバーにて初の英語による落語公演を行ったという天才 噺家だったのです。

そんな彼だから" 落語"がなぜ日本以外では生まれ えなかったのか、不思議に思ったのでしょう。
では、なぜ落語は正座をすることになったのでしょう?。
イスを使わないからといってすぐに「正座」ということには 普通ならないように思います。

なぜなら、正座は足が痺れてしまいますから。
では、落語を演じるにあたって正座が良いところとは何でしょう?。

まず、正座は『絵』としての見栄えが良く、着物と正座だけで 古い時代の雰囲気を無理なく表現することが出来ます。
また、静と動の「静」を簡単に効果的に表現することが出来、しかも背筋が伸びるので姿勢も良くなります。

これらの利点によって、噺家が座布団の上で落語するための基盤が出来たのだと思われます。

今回の元ネタ記事は膝ブラックです。

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能楽師の正座と深層筋の鍛え方

「能」は今から600年以上前、室町時代初期に完成したと言われている日本の伝統芸能です。
視界を遮る能面をかぶり、重い装束を着て長時間 能を舞い踊るというのは想像以上に重労働です。

にもかかわらず、能楽師は40歳でも若手といわれる世界で 80歳を超えても現役で活躍している能楽師もおられます。
これは能楽師が能の所作によって深層筋を鍛えられ、体のバランス感覚を身につけているからこそなのだそうです。

深層筋というのは体の奥深くに位置する筋肉のことで、普段の生活では意識することはなく 鍛える機会もほとんどありません。
では、その深層筋を鍛える方法はあるのでしょうか?。
実は、深層筋を鍛えるには「正座」が一番良い方法で、姿勢を良くし 体に軸を作ることによって深層筋が活性化するのだそうです。

能の所作でする正座は一般の正座とは少し違い、体をやや前傾気味にします。
そして、体の中心「丹田」を意識して座り、下半身には力が入り上半身は抜けている状態にします。
さらに、正座の姿勢で「骨盤底呼吸」をすると深層筋はさらに活性化します。

いきなり骨盤底呼吸は難しいので、最初は横隔膜呼吸から始めると良いでしょう。
横隔膜呼吸とは正しい腹式呼吸のことで、吸うときにお腹をふくらませ、吐くときにへこませます。

横隔膜が上下するのを意識しながら、ゆっくりと呼吸します。
横隔膜呼吸ができたら、横隔膜とともに骨盤底(正座をしたとき、両方の坐骨とかかとが触れる部分と恥骨を結ぶ三角形の部分)も連動して上下することを意識します。
これが骨盤底呼吸です。

1日5分でも良いので正座を習慣づけ、健康のために深層筋を鍛えてみませんか。

今回の元ネタ記事はシニアコム・jpです。

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茶道の座礼用の茶道具「座礼棚」

作法に厳しい茶道ですが、近年 茶道裏千家の千宗室家元が胡座で茶をたてる点前「座礼」を考案し 座礼用の茶道具「座礼棚」を発表しました。
正座が苦手な人でも、この座礼棚なら気楽に茶道を楽しむことが出来るのです。

胡座(あぐら)は行儀が悪く無作法に見え 姿勢が悪くなり腰痛の元だとも言われていますが 一方で利点もあり、股関節を大きく開くので 股関節の柔軟性が高まるのです。

新しい点前の発表は、明治5年に外国人向けに発案された椅子とテーブルによる立礼式以来135年ぶりで、胡座での点前は 千利休が茶の湯を大成してから以来初めて とのこと。

この座礼棚は点前をする場所と 釜を置く場所 水差しを置く場所の3部構成になっていて、幅約140cm奥行約40cm高さが最大約18cm。
材質は真塗りとアクリルの2種類。
お尻の下には低反発ウレタンを三角形に切ったような座布団を置きます。

これは以前「胡座で背筋を伸ばす方法」でも紹介しましたが 腰の位置を高くすることにより楽にあぐらがかけ、背筋も伸ばす事が出来るからです。

「座礼」は、正座が苦手な人でも茶を楽しんでもらうのが狙いで、ある お点前で膝を崩してもらったところ 場が和み雰囲気が良くなったことから考案されたものだそうです。
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お坊さんの耳タコ

先日、TVで「 みみたこ 」という深夜番組が放送されておりました。
司会は田村淳  異業種交流会と称し いろんなジャンルの職業の人を集め、それぞれ耳にタコが出来るほど良く訊かれる質問と それに対する答えを紹介するというバラエティ番組でした。

そして その中に「お坊さんの みみたこ」というのがあり15人のお坊さんにインタビューし、今まで何度も訊かれたことのある質問のベスト5を紹介していました。

其の一は「足がしびれることないの?」で、これは皆さん100%訊かれるそうです。
正座で足がしびれる と答えたお坊さんは15人中15人つまり全員でした。
その中で3人のお坊さんのインタビューが放送され、文字に起こすと下記の通り。

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お坊さんA
「私の場合は20分くらいはもつんですけれども、後はもう我慢ですね・・・。」

お坊さんB
「実際ですね かなりしびれますね、最近体重が増え なおさらしびれが厳しくなりました。
お檀家さんが一緒になって立つんですけれども、その立つ時にですね 小さい子がいたら「大きくなったね〜」と言い お母さんが寄ってきたら「お母さん最近どうですか?」といった話を交わしながら しびれをひたすら解いているといった状況ですね。」

お坊さんC
「少しはしびれますが そんなにはしびれません、2時間くらいは座ることができます。親指だけを交互に重ねて3〜5分に1回動かします。親指が死ななければ立つことは出来ますので。」
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ちなみに、その他の お坊さんみみたこ は「お経を間違えることはないの?」 「儲かってるんでしょ?」 「悪いこと出来ないですよね?」 「休みの日何してるの?」でした。
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